スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

ウォーハンマーFB:ヴァンパイアカウント ヴァンパイア・ロード”アントン・ドライマン”

 風が荒野を吹き抜ける赤い夕陽のその向こう、悪魔が今日も笛を吹く。
 戦場において全ての者から良心を奪い去るその笛の音を耳にしたならば、一刻も早く軍勢を退けるべきだ、肉体だけでなく魂までも破壊し尽くされるであろうから。
 闇の威光をまとうアントン・ドライマンこそは、
「癲狂院に彼がいるのではない、彼のいる場所が癲狂院と化すのだ」
 と畏怖されるヴァンパイアロードだ。
 古いアルトドルフ訛りで話す、一介のフラジェラントにしか思えない風体の彼は、歴とした帝立アルトドルフ大学に籍を置く「教授」である。

 
 
 その怪しすぎる姿を見た者は幾世代にも渡るため実在を疑う声も決して少なくない。

曰く、毒蛇の面を付けた私掠船の船長。

曰く、オールドワールド一の名医を称する謎の銀仮面。

曰く、帝立大学の講義にて「人類に罪なき者なし!」とぶちまけた人呼んで「プロフェッサー・ギルティ」。

曰く、ネズミ人間と共に地下深い奴隷人間の実験場を支配している白面隻眼の男。

曰く、アルトドルフを火の海にしようとしたダイビングビートルの化身。

曰く、十字軍の一隊を殺戮の徒に堕落せしめた白装束の男。

曰く、必殺の一撃で首を飛ばしても死なない、死霊界から来た軍師。


 実のところ、その全てがアントン・ドライマンその人で有る。恐るべき知性と狂気を持ち合わせた彼は、金を積まれれば誰にでも死者の軍勢を貸し出す言わば死の商人だ。

 兵站の心配が必要なく恐れを知らず、勝手に増え屍の処理までしてくれる死者の群れは指揮官なら誰もが夢見る理想の軍なのだ。それ故に、彼を必要とする貴族や将軍が絶えることは無い。

 彼の頭文字Dに蝙蝠の翼が重なるような署名が記された契約書を、依頼者が手にすることが出来たのならば最早勝利は約束されたようなものだ。

 だが心せよ、滅多にないことだが彼が戦場に現れ手にした横笛を吹き鳴らす時、死者の群れは更に凶暴さを増し、定命の将兵たちは僅かに残されている良心をも失い互いに殺し合うだろう。

 そして全てを破壊し尽くした合戦の後、膨れ上がった軍勢は闇の中へと消えてゆく。

 その一方で篤志家としての面もあり、稼いだ金をおしみなくアルトドルフの帝立技術学院に寄付している。実のところ、魔術の力に限界を感じ科学技術の発展に一縷の希望を抱いているのだ。

 彼の望みは唯一つ、時の流れの果て人々が星の世界まで行く技術を手にする時、自ら「虚ろな竜」のおわす赤き星へと天かけ、本当の意味で死ぬことはけっしてない金属の体を手にする事である、未来永劫に生きるために。
 リヴィング・メタルの黒い体に光が走るとき、三名の同志と共に彼は立ち上がる、全世界を夜の闇に閉ざすために。

 

 モデルはエンパイアフラジェラントとウィザードのコンバージョン、〇ルの笛ではなく今は無きデ・ノワロの笏は、グレイグガードの旗飾りを逆さにしたもので、こいつもGW純正パーツのみで出来ています。かなり前に作ったものですが、新テレインが届いたので一緒に撮影してみました。大敗エルフ戦(対ハイエルフ戦がいきなりこう変換された…)は長くなりそうなので、また後程に。


 

スポンサーサイト

コメント