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キャンペーン「八門島の合戦」対ハイエルフ戦

  決戦前夜

 

 後から追いついたプロフェテスと共に最後の軍議が行われている最中、天幕の外から突如声が響き渡った。

「穢れた血を継ぐモルドレッド卿、レパンスの再来と謳われるボードリクール卿の御息女」

「誰だ?入れ」

「私は、エイキュテインから派遣された騎士ジョルジュ・ド・ニブリュヘイムだ」

そこには、尋常ならぬ眼力を放つ血の様に赤い鎧に身を包んだ五人の騎士が立っていた。

「貴方たちのエルフ相手の戦さに力を貸そう」

「条件は?シャロンの森からはるばるご苦労な事だ、紅の手の者よ」

あきれ果てた様子でモルドレッド卿が尋ねる。こうまで正体を隠していないと追及する気も失せるものだ。

「利益の半分を、と言いたいところだが今回はハイエルフを率いるプリンスめの首を頂きたい…さあ、この契約書にサインをするのだ」

「やれやれ、吸血鬼と契約とは聖杯がまた遠のいたな…」
 
 
 


  決戦の朝




「これは、破落戸の集まりと聞いていたが意外に戦馴れした軍のようだ。」

 やや離れた場所にて既に騎乗している赤騎士ジョルジュ卿が呟いた。

「しかし、いけませんなあれは。」

 普段は口の重い軍旗旗手のセザールがその声に答える、指さす先には同じくブレトニアの女旗手が見える。

「あの小娘から漂ってくる澱のような気は、本物が放つ清浄さや高貴さとはかけ離れたものです…あれはラ・ピュセルへの冒涜です。」

「そうか、貴公はレパンスと轡を並べて戦ったのだったな。」

「まだ私とこの世とのことわりが大きく変わる前の話です。あれから様々な戦を見てきましたが、騎士道など所詮は理想でありますよ」

「ふん、そうだな。それにしても彼奴ら、戦う前から負け戦と言った面持ちだな。どうだ、騎士緒卿よ?ここは一つ丹田から発せられる本物の鬨の声を彼奴らめに聞かせてやろうでは…」


 その時、勇ましくも凛々しき声が響き渡った。


「私を守らんとする騎士たちよ!戦士たちよ!この戦にて一番の功を挙げた者、すなわちあの憎き魔法使いの首級を挙げし者には、この私より祝福の熱い口づけが与えられるであろう!(前回ハイエルフ影の魔法”オッカムの精神カミソリ”がかかったドラゴンプリンスに歩兵ごと逃走させられたので根に持っています)」

 最も若き女預言者「夕闇をもたらすもの」アドゥイアルだ。

 天にまで轟くばかりの喊声が軍勢より沸き起こる、湖の淑女は未だ我々を見捨ててはいないのだと。

「この前は、こんな重いローブを着ていたから裾を踏まれて敗走を止められなかったのよ!」

 そう言い放つと指笛を吹き、乗騎であるユニコーン「オルディオス」を呼ぶ、そして周囲の目もはばからずローブを脱ぎ捨てると朱で戦化粧を施した瑞々しい裸身をさらした。

「私も姉も、みなと共に戦う!恐れることは無い、いざ出陣!」

「湖の淑女の為に!湖の淑女の為に!」

 士気は最高潮に達していた。流石の吸血騎士達もその手並みに感心するほか無い。

「やるな…あの小娘」

 すると、アドゥイアルがこちらに向かってくるではないか。

「お美事でした。このジョルジュ、こころより感服しましたぞ」

「そんな事よりゲオルグ卿、吸血鬼なら霧くらい出せるでしょうね?」

物怖じしない態度の12〜3歳の娘にいきなり真の名で問われ、彼は少しばかり動揺した。

「む、無論可能です。しかし若きダムゼルよ、あんな狭い場所で霧を出せば布陣をまともに出来なく…」

「構いません、どうせ数の上では不利なのです。多少の混乱は止むを得ないわ。貴方たちを先鋒に任じます、一刻だけ時間を稼いで」

「御希望は時間稼ぎだけですか…その後は勝手ながら敵将を討ち取って御覧に入れましょうぞ。今夜こそ女神のキスは我らのものとなる定めですな」

「それは御免こうむりたいわね」

 
 


 山間の狭い地形に、両軍が入り乱れての配置となった。元々霧深い場所にジョルジュ卿が更に霧を出した結果、前後左右すら判らぬ有り様だ。

 そして今まさに決戦が始まろうかと言う時、ハイエルフのソードマスター隊に近づく一騎の軍使が有った…。

 その2へ続く


 戦場を12分割した上で交互に部隊を配置、更にスキャッターダイスで向きを決めて霧に迷った状況を再現する凝りに凝ったルールでの対戦となりました。結構必要な画像を取り忘れたりしていたので、キャラクター関係は新たに撮り直し再掲載するかもしれません。
 

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